神奈川区民協議会について

 神奈川区民協議会の概要を、以下、簡単に説明します。
  神奈川区民協議会は、四部会(文化・教育、都市、環境・防災、福祉)で構成一期2年として、
  それぞれの部会は、区内の諸問題を諸々の視点から検証しつつ、住みよい街づくりを推進す
  するための活動を行い、毎年6月に開催の「区民のつどい」に各部会がテ−マとして活動した
  内容を報告し、区民相互の話し合いによる意見の収集・整理を行い、市、区、その他関係機
  関にこれらの意見をつたえ、その実現を目指して活動する
組織です。

   また、
組織を構成する、各部会所属の構成委員は、市、区の行政が認知する、自治会・町
  内会をはじめとした、
各市民組織からの選任者と、一般区民からの公募者より選任された者
  で構成されています。



 第12期 文化・教育部会の活動経過と状況について

    第12期(平成14年7月〜16年6月)神奈川区民協議会の「新しい魅力あるかながわの
   まちづくり」と掲げたテ−マのもと、文化・教育部会の活動経過と状況を報告いたします。


 
※ 第12期 文化・教育部会の議題(テ−マ)決定経過について

   第12期、文化・教育部会は、議題(テ−マ)の決定にあたり、前期(または、前年委員・規
   約で、参加は原則二期4年)と、当年参加の新委員から提案された活動テ−マを、約半年
   程かけて順次話し合いを重ねて(月に一回)いずれかのテ−マに集約し、部会活動を行う
   こととしました。

    早速、前期委員から11期神奈川区民協議会がテ−マとした「住んで良かったこのまち
   に」の実践のために文化・教育部会が課題とした「挨拶を笑顔で交わすまちづくり」とする
   
あいさつ運動」特に、「あいさつ」の大切さに思いをよせた前期委員の提案でこの課題を
   単に提言にとどめることなく、また、この活動を単期で終わらせるべきではないとの熱意で、
   更なる実践に向け、今期も引き続き部会として活動を継続することになりました。 
    一方、各委員からも、以下さまざまなテ−マの提案がなされました。

     各委員提案のテ−マは、
        1. I.T教育の推進と普及             5. 生涯学習と学校づくり
        2. 親の教育と子供の躾             6. 子供の食育(教育)
        3. 子供の躾(教育)と地域の課題       7. 寺子屋式教育
        4. 土曜塾の拡充策                8. 学校教育と地域の連携
                                                   などでした。

    これらのテ−マを集約に向けて話し合いを重ねる中、各委員とも教育(知育、徳育、体育
   など)に関心を示したことから
「教育問題」をテ−マとすることになりました。
    また、同時期、横浜市教育委員会から「中期政策プラン」が発表され、教育委員会の重要
   施策の事業と
して、
        
@  学校とまちの連携のしくみづくり
        A  まちからの学習機会の提供
        B  まちえの学校情報の発信

                            
などに、取り組む姿勢がうちだされました。
    
    そして、平成15年度運営方針でも住民が学校運営への参画を推進する話し合いの場づ
   くりとして、市内全小・中・高・盲学校に
「まちとともに歩む学校づくり懇話会」(まち懇)が設
   置されました。

   これを機会に、当部会も小・中学校を対象とした教育問題に絞り話し合いを続け、
「まちとと
   
もに歩む学校づくり懇話会」の進むべき方向性を探ることを活動のテ−マとして話し合い、
   提言することとし、あいさつ運動の継続に加え、次の二件をテ−マに活動することにしました。

       1. 「あいさつ運動」
・・・・・あいさつ運動の更なる実践に向けて 
       2. 「教育問題」
・・・・・・・・「まちとともに歩む学校づくり懇話会」
                                        
(まち懇)の方向性について








 ※ 第12期・テ−マについての話し合いと活動経過

  1. あいさつ運動の更なる実践に向けて

       あいさつ運動の更なる実践には、神奈川区連合町内会自治会連絡協議会と、あらゆ
      る市民組織・団体、機関やサ−クルを通して、普及・拡大を計ることはもとより、一部会
      の活動にとどめることなく運営委員会の合意を得て、更に、神奈川区民協議会の全体
      運動として、取り上げるべく普及活動を実践するような盛り上げを訴えることにしました。

       また、実践活動の大きな第一歩として、横浜市18区のうち16区の区民協議会の代
      表委員宛、普及活動えの支援要請書とPR用チラシを送り協力をお願いしました。
       結果、一部の区民会議の代表委員から激励もいただき「ほほ笑みかけるあいさつ
      運動」
を続けてゆく意義を再認識いたしました。

       なお、神奈川連合町内会自治会連絡協議会の理事会において、区連会長より各連
      合町内会自治会・会長を通して、区連会長と区民協議会代表委員名にて、区内182自
      治会町内会を組織する、5,640班に向けて「あいさつ運動」
実践活動チラシの班回
      覧を実施、また、一部の自治会にあっては全戸配布を実施するなどの広がりをみせま
      した。

      この活動を神奈川区内にとどめることなく、横浜全市民に向け発信してゆくためにも、
      まず市長自らがこの「あいさつ運動」に参加し、市民に訴えてもらうことが第一と考え
      「市長えの手紙」による支援要請もおこないました。

       また、部会員自らも機会あるごとに、さまざまな集会に直接参加して、実践活動のた
      めに作成したチラシ
の配布を行い「あいさつ」が、以下の通り多くの状況を生み出し意
      義あることと考えつつ活動をいたしました。

        「あいさつ」は、
           1. 短い言葉でお互いに「認め合う」ことができる
           2. 認め合うことから安心がうまれ、まちの「安全・安心」につながる
           3. 「譲り合い」、「助け合い」の環境が生まれる
           4. 「疑念」と「良心」の交錯から「忍耐」と「寛容」が育つ

       そして、明るく豊かな心を育む教育にも通じ、やがては、新しい魅力のある、「かなが
      わ」のまちづくりにもつながることを確信しつつ活動をしてまいりました。

       以上の状況を踏まえて、これからも区民協議会と協働して、まちづくりを進める行政
      (神奈川区役所)の各職場においてもより一層の、「あいさつ」の一言運動の拡大を
      積極的に実践していただき、行政を訪問する、区・市民自らが自然体で、進んで「新し
      い魅力あるかながわのまちづくり」に参画してくるような、みほんとなることを切に望み
      ます。

        以上、活動委員(順不動名簿リスト上部より転記)
                   : 松沢 委員 ・・・・・・・・ 新子安連合自治会
                   : 平澤 委員 ・・・・・・・・ 神ノ木・西寺尾連合自治会
                   : 田中 委員 ・・・・・・・・ 松見連合町内会
                   : 黒木 委員 ・・・・・・・・ 白幡地区自治連合会
                   : 片山 委員 ・・・・・・・・ 神奈川自治連合会
                   : 狩野 委員 ・・・・・・・・ 浦島丘連合自治会
                   : 森川 委員 ・・・・・・・・ 三枚地区連合自治会
                   : 坂本 委員 ・・・・・・・・ 神奈川区食生活等改善推進員会
                   : 石川 委員 ・・・・・・・・ 一般公募
                   : 高添 委員 ・・・・・・・・ 一般公募
                   : 東口 全恵 ・・・・・・・・ 一般公募


   2. 「まちとともに歩む学校づくり懇話会」(まち懇)の方向性について

       次代を担う子供たちに、どのような支援が健全な子供たちを育てていけるのか、具体
      的な課題についての討議と、併せて、教育制度の現状について理解を深めるために学
      習することとしました。







      学習は、現副区長、学校支援連携担当課長の出席を得て、神奈川区政や市教育委員
      会の運営方針、新時代行政プランなどの解説を中心に学びました。

      また、部会の調査活動により「まち懇」が期待されている現状は、文部科学省の新しい
      学習指導要領の施行で、学校週5日制の実施、学校評議員制度の導入など地域住民
      の学校運営の参画が法律でさだめられました。

      結果、特に、週5日制にともなう子どもたちの受け皿づくりがもとめられ、また、小・中学
      生をもつ市民の学校教育への満足度は「15年度・市教育委員会運営方針」の「教育」
      を取り巻く状況でも説明の通り低く、市政への学校教育の充実が一層もとめられてい
      る現状が明らかとなりました。

      一方、教育委員会も市から区への教育行政の分権にともない保護者、学校現場の声
      が直接届きにくいとのことから、学校支援教育行政システムの見直しが必要とされ「中
      期政策プラン」でも、「地域でつくる魅力あるまち」づくりを基本に掲げ「まち懇」に期待
      している状況であることが分かりました。

      そして、「まち懇」は、保護者や地域に学校の状況を知らせ連携協力して、子どもの成
      長を支援していくための相互意見交換をおこなう場として設置され、平成15年度から
      神奈川区内、19小学校、7中学校、1盲学校で実施されました。

      また、区行政も「まち懇」の設置と相前後して、学校支援連携担当課長を置き教育に
      関する総合的な相談、行政機関との調整役として設けられ、さらに、学校運営への支
      援活動、地域人材による学校教育支援、余裕教室の活用など保護者・地域と学校の
      連携強化を計る役割もねらいとしているとのことです。

      しかし、「まち懇」の活動実態は、市教育委員会の「中期政策プラン」の意図する方向
      とは多少のづれがあるようにも窺える、現状は学校長主導で、年2〜3回開催されて、
      学校教育の実状報告と情報・意見交換、そして、学校行事に対する協力要請が主とし
      て行はれているようにもうけとめられている。

      そして、構成メンバ-は、自治会・町内会長、体育指導委員、青少年指導員、民生委員、
      主任児童委員、PTA会長等、学校側からは学校長、副校長、教務主任が主なメンバ-
      で、構成人員は主に15名程がしめています。(別紙添付 15年度状況調査集計結果
      「資料1」参照)

      この種のメンバ−構成は、通常の一般的業務事項を話し合いするための構成で、共
      通した目的意識も薄く、いつもの話し合いのための会議にとどまり、中期プランが求め
      ている政策のもとで、一歩踏み込んで真剣に協議を重ねていくにはあまりにも形式的
      な、メンバ-構成にも思えてならない。

      以上、「まち懇」の現状をふまえて、市教育委員会の掲げる「中期政策プラン」の意図
      する方向に少々なりとも近づけるためにも、当部会が、課題として話し合った点を以下
      記載します。

         @ 組織、運営方法、位置づけの理解がされているのか
         A 構成委員にふさわしい人が選任されているのか
         B 学校長、副校長だけの参加でよいのか、討議内容により担当教職員の参加
            なしで論議がかみ合うのか
         C 役割と目的が構成委員に理解されているのか
         D 学校からの情報提供等の一方通行になっていなのいか
         E 各地域、学校間における「まち懇」の格差をどのように修正していくのか
         F 教育委員会は「まち懇」をどのように活性化させ、意見を教育行政に反映さ
            せるのか
         G 地域住民への活動内容等の情報提供をどのようにしていくのか

      また、参考に平成15年度におこなわれた調査の集計結果(資料1)も、別紙添付しま
      すが、なぜか数字だけが目に付き、教育委員会が「中期政策プラン」で意図する内容
      との整合性をみいだすのに、7、8項に一部課題の記載はありますが、具体的な協議
      内容の記載が無く乏しくも感じられます。

      当部会は、「まち懇」の方向性を更に、深く探るため、関連情報の収集活動を行い、「
      中期政策プラン」計画推進上のポイントでも説明がありますが、横浜市教育委員会が
      示す「学校情報公開指標」により公開すべき情報として、次の内容が示されているこ
      とが明らかになりました。






         1. 教育ビジョン    学校PRの一環として学校の特色や教育目標・経営理念、
                       年間指導計画、指導の方針・重点などの公開
         2. 学校の概要    学校の歴史沿革、学校長・教職員、校務分掌、組織図、学
                       校の所在、ホ−ムペ−ジアドレスなどの公開
         3. 行事予定      保護者などの学校運営への参画を促すため、年間・月間
                       行事予定、学校説明会・授業参観、懇談会など日程公開
         4. 評価方法      目標に準拠した評価の趣旨、学校としての方針、教科目
                       標、評価規準などの公開
         5. 学校施設      特徴のある施設・設備、学校開放を進めるための対象施
                       設・利用方法などの公開
         6. 危機管理      防災・防犯対策を進めるため、学校保健安全計画、学校
                       防災計画などの公開
         7. 学校の経理    経理面での説明責任を果たし、保護者などの信頼を高め
                       るため、学校の予算執行計画・決算報告などの公開
         8. 学校評価      保護者や地域の意見を学校運営に生かすため、評価項
                       目・方法・結果などの公開
         9. 連   携      PTA、学家地連、学校開放、学校支援ボランティアなどの
                       各連携事業・活動計画を公開
        10.  ま ち 懇       「まち懇」の存在を地域・保護者に周知するため、懇話会
                       のメンバ−・開催日・議事内容などを公開
        11.  そ の 他      保護者や地域に理解してもらうため、部活動・クラブ活動、
                       生徒会活動など、プライバシ−に十分配慮の上、公開

       以上、の情報を公開しつつ、教育行政全般について、市内521校の小・中・高・盲学
      校を指導育成し支援することは、教育委員会のみでは限界にあることから、教育行政
      の分権化や豊かな心を育む教育の推進・望ましい学校運営組織のあり方など、21世
      紀の横浜の教育のありかたについて検討・提言する「横浜教育改革会議」も立ち上げ
      るべく準備がすすんでいます。 「資料2」

       また、一方、中央教育審議会は、地域住民や保護者が、公立学校の運営に一定の
      権限と責任を持って参加する「地域運営学校」制度の創設を求める答申を文部科学
      省に提出し、平成17年度のスタ−トを目標に、公立学校全体の活性化を目指してい
      ます。

       そして、「地域運営学校」の導入については、教育委員会の判断に委ね、導入する
      場合は、保護者や地域住民などで構成する「学校運営協議会」を設置することが求め
      られています。

       これら、「学校運営協議会」は、学校の管理運営に関する権限や教員人事に関し、
      公募の実施などの意見を述べるなどの一定の権限を持ち、教育委員会はこれを尊重
      しなければならないとされていますが、一方教育委員会は、第三者による評価委員会
      を通じて「地域運営学校」の教育活動を点検し、問題がある場合は指定取り消しなど
      の是正措置を講ずることができるとされています。

       また、文部科学省は、中央教育審議会に対して、都道府県・市町村教育委員会の
      制度全般の見直しを、平成16年度末までに答申をまとめるよう諮問し、地方分権に対
      応した首長と教育委員会の役割分担が主な検討課題にもなっています。

       「参考」
         中央教育審議会
           構成メンバ−・地方六団体 : 全 国 知 事 会 会 長
                               全国都道府県議会議長会会長
                               全 国 市 長 会 会 長
                               全 国 市 議 会 議 長 会 会 長
                               全 国 町 村 会 会 長
                               全国町村議会議長会会長

      教育行政の中立性や安定継続性を考え民意反映の重要性を認識し、教育制度の意
      義と役割、校長がリ−ダ−シップを発揮できる学校運営体制について審議され、教育
      委員会から学校への権限委譲を進め、学校長自らの判断と責任で教育活動を展開
      できるようなシステムを構築し、地域住民の声を聞く「学校評議員制度」の活用など、
      学校の組織・運営のあり方を求めていますが、このことは、開かれた学校づくり、地域
      との連携を深め協働して、魅力ある学校づくり、云わば「まちとともに歩む学校づくり懇
      話会」
(まち懇)を進めるうえでの役割は大きく、早期の実現が望まれます。






       以上、「中期政策プラン」を踏まえ「まち懇」の今後の方向性について、まち懇の発足
      間もないとは言え活発とは言えない状況にあると思います。

       しかし、教育は専門的な要素が多く、地域にとってどのような学校が必要なのか、そ
      れぞれの地域によって異なると思いますが、地域がのぞむ特色ある学校づくりのため
      に教育委員会や学校、地域・家庭が協力して新しい学校づくりを推進する必要がある
      と思います。

      そのためにも「まち懇」の果たす割合は重要であり、地域が責任もって積極的に参加
      する姿勢が求められ、また、まちの教育力の活用「土曜塾」や文部科学省の「子ども
      の居場所づくり」の推進・拡充することを「まち懇」の役割として、主体的・積極的に担
      うべきであると考えられます。

       そして、これらを総合し「まちとともに歩む学校づくり懇話会」(まち懇)の方向性につ
      いて文化・教育部会が討議・検討した結果、意見を集約し次のことを提言といたします。

       「まち懇」の方向性についての提言
         1. メンバ−は、学校教育問題を検討するに相応しい人を選び、公募や地域から
           の推薦を採用する。
         2. 「まち懇」設置の目的や役割を構成メンバ−が理解し、また、教育に関する理
           解と識見を持ち合わせ討論に参加するような方向付けをする。
         3. 開催の時期・回数、討論に必要な所要時間の公開をする。
         4. 学校長が中心となり、既存組織の統廃合を計り、新しい教育理念に沿った横
           の連絡のとれる組織づくりをする。
         5. 「まち懇」設置の趣旨と必要性を地域住民に理解させ、連携協力体制をつくり
           主体的・積極的な参加を求める。
         6. 年間活動計画を作成公表し活性化をはかる。
         7. 討論のテ−マや内容などを公開し、地域住民の積極的・建設的な意見を求め
           る。
         8. 討論のテ−マとして、学校に対する地域の課題も取り上げ検討する。
              例 : 地域と学校の防犯・防災をかんがえる
                   人づくりと、食の教育             など
         9. 各地域の「まち懇」間の連絡会を設け教育活動の向上、充実・活性化を計る。
        10. 実態調査を行い、改善・発展に必要な支援を実施する。
        11. 各区に.設置されている指導主事が「まち懇」の充実・発展のために積極的に
           協力支援できるシステムづくりをし、また、学校支援・連携担当課長との連携・
           協力による支援体制をつくる。
        12. 市内521校の「まち懇」を支援していくには、教育委員会の活動だけでは限界
           があり、教育行政の分権化を目指す点から、区にどの範囲でどのように権限
           を委譲していくのか、早期の具体的な検討実施が望まれる。
        13. 開かれた教育行政確立のため、また、学校の自主性・自立性の点から学校長
           の権限と責任を強化する。
        14. まちの教育力支援事業である「土曜塾」を活用して「まち懇」主導による職業
           体験などの体験学習への参加事業を推進する。
        15. 学校と地域・家庭が、信頼しあって真摯に話し合える環境づくりを一層進める。

            以上、活動委員(順不動名簿リスト上部より転記)
                   : 松沢 委員 ・・・・・・・・ 新子安連合自治会
                   : 平澤 委員 ・・・・・・・・ 神ノ木・西寺尾連合自治会
                   : 田中 委員 ・・・・・・・・ 松見連合町内会
                   : 黒木 委員 ・・・・・・・・ 白幡地区自治連合会
                   : 片山 委員 ・・・・・・・・ 神奈川自治連合会
                   : 狩野 委員 ・・・・・・・・ 浦島丘連合自治会
                   : 森川 委員 ・・・・・・・・ 三枚地区連合自治会
                   : 坂本 委員 ・・・・・・・・ 神奈川区食生活等改善推進員会
                   : 石川 委員 ・・・・・・・・ 一般公募
                   : 高添 委員 ・・・・・・・・ 一般公募
                   : 東口 全恵 ・・・・・・・・ 一般公募


第13期 文化・教育部会の活動経過と状況について

   第13期(平成16年7月〜18年6月)神奈川区民協議会・記念事業、並びに、文化・教育部会
  の活動経過と状況を報告いたします。






   第13期(前期:平成16年)神奈川区民協議会は、発足30周年を迎えることとなり毎年5月に
  行う「区民のつどい」を従来のつどいとは趣旨を変えて、「区民参加の安全・安心街づくり」エン
  ジョイ かながわ! をテ−マに、30周年記念行事を行いました。
   また、文化・教育部会は、新たなテ−マについて部会委員提案のそれぞれのテ−マを討議
  集約・決定し、活動することとしました。



 ※ 神奈川区民協議会・30周年記念「区民のつどい」行事について
   
30周年記念「区民のつどい」行事は、平成17年6月3日(金) かなっくホ−ルで、下記の
   内容で開催しました。

       構成 : 第1部 ・・・・・ 基調講演 「横浜のまち・人」から元気をもらおう!
                               講    演   
松本   努

             第2部 ・・・・・ 音楽演奏  ヴァイオリン   
水野佐知香
                                         荒井  章乃
                                   ピアノ    荒井  真理

                                      以上、詳細はパンフレット参照



 ※ 第13期 文化・教育部会の議題(テ−マ)決定経過について

     第13期、文化・教育部会は、テ−マの決定にあたり部会委員提案のテ−マを、集約に
     向け討議を重ねるなか、一部の委員から今期は教育関連のテ−マから文化に視点を
     移した活動をとの提案があり、委員一同の賛意で下記のテ−マに決めて、区内の文化
     施設と、併せて、公共、民営の区民利用施設の現状と事業内容などの調査活動をする
     ことになりました。

           テ−マ : 「かながわの文化の発展をたどる」
                  サブタイトル : 「〜区民利用施設の探訪〜」

      そこで、限られた時間で効率的な活動をするため、公共の区民利用施設については、
     旧・神奈川区区民利用施設協会・平成11年発刊の「神奈川区施設あらかると」の発刊
     後に建設の施設および事業内容などの調査をはじめ、文化施設、民営施設の調査を
     企画しました。

      しかし、「特定非営利活動法人 こらぼネット・かながわ」も組織改編後、「神奈川区
     施
設あらかると」冊子の再版検討中との情報受けて、当初目指した調査活動の内容を
     修正し、来年(平成18年)区政が80周年を迎えることを見据え、サブタイトルを変更して
     活動することになりました。


           変更・サブタイトル : 「〜区政80周年に向けて〜」


 ※ 第13期・テ−マについての話し合いと活動経過

     「かながわの文化の発展をたどる」のテ−マに向けての活動を、具体的にどのような形
     で取り組むのか、その方法について検討を重ねました。

      結果、横浜市全体の5.4%にあたる23.59q2を有し、22万人以上の人々が生活してい
     る神奈川区を、一括りに語ることは難しいとの見解から、三つの地域に分けて検証、考
     察することが、それぞれの地域の特性を鑑みた、より具体的な提言に結びつくのではな
     いかとの
結論をえました。

      そこで、区内を「丘陵」・「中央」・「臨海」の3地域に分けて、それぞれの地域の代表的
     な部分、箇所を選定して、その特色を考察することとし、「丘陵地帯の歴史探訪」・「区民
     利用施設などの見聞」・「検証ー臨海産業部の変容」と名づけて、調査活動を行うことと
     しました。







      そして、各地域内の歴史的背景の説明や現状の分析などを通して、神奈川区の生活・
     文化の発展を明らかにし、区民の新たなる見聞の向上にお役に立てていただくとともに、
     神奈川区政80周年を迎える来年を見据えながら考察することで、行政に一考を促すこ
     とを目指して提言をまとめるべく、活動をしてまいりました。

      以下、この3地域(丘陵・中央・臨海)の調査活動を通して見えてきたことを、順次説明し
     文化・教育部会の活動報告と兼ね、提言といたします。

       1. 「丘陵地域の歴史探訪」について
           今回、調査活動地域とした区内の丘陵地域は、菅田・羽沢・三枚地区に限定
          して行いました。

           この地域は、昭和30年代前半までは、殆どが農地・山林地帯でしたが、東海
          道新幹線の工事を機に開発が促進、現在では、首都圏のベッドタウンとして、
          多くの団地、マンションが建ち並ぶようになりました。

           また、この地域は、神奈川区総面積の23.59km2 の略3割、7.06km2 を占
          め、この三つの町には、いまだに農地も多く、神奈川区農家数224戸、農業人
          口509人の多くが居住、横浜市の農産物を代表するキャベツ等を生産する農業
          従事者が多くいます。

           このような中、昔から、農民の生活の支えとなっていたのが信仰であり、その
          対象が神社、仏閣、石塔、石仏等々でした。
          また、農作業の一翼を担う「馬」に感謝の意を込めて祀ったのが馬頭観音です。
          
           一方、豊作を祈り、収穫に対して感謝を表す行事として、祭礼での神楽囃子
          などの奉納、その他、どんど焼きなどの行事で町に残されている信仰の対象物
          などを調査することで見えてくるものに着目しました。

           今回、探訪した神奈川区の丘陵地域には、各種の歴史的なもの、地神塔、道
          祖神、庚申塔、馬頭観音などが多くみれられ、それらは今も、手厚く祀られてい
          ます。自分が生まれ育った土地の歴史を知り、後世に伝えていくことは大事なこ
          とだと思われます。

           また、羽沢小学校では、歴史的建造物を調査する活動が、課外授業の一環と
          して続けられています。郷土の歴史を探り、先人たちの歩んだ背景を知ることは、
          郷土に愛着を持ち、郷土を愛する心の醸成に役立つものと考えられます。

           なお、自分の目で見、頭で考え、先輩たちからの話を受け継ぎ、次代に伝え
          ていく活動は、自立心を養い、世代間の交流を図り、地域社会の活性化に繋が
          るものと考えられます。

           しかし、これ等のことについて、区内の一部の小学校において、総合学習の
          一環として取り入れられているに過ぎません。
          同じ区内の貴重な民族文化として、区内全域の小学校教育課程に組み込んで
          いく必要があるのではないでしょうか、その実施に向けた検討を、強く望みます。

           また、菅田、羽沢地区に広がる 56.2haの農業専用地区は、市民に対する
          新鮮な農産物の供給の場としての役割を持ち、それを果たしているものと思わ
          れます。
           このような、「特産物」に関し、神奈川区として「地産地消」の観点からPRを進
          めると同時に、流通経路の確立を組織的に推進することが、農耕地の活性化と、
          地域住民の生活環境をよくするための施策になると考え、その企画検討と、実
          施を望むものです。

           一方、今回の探訪から少々づれた神大寺地域にも、優れた伝統芸能の、お
          神楽、お囃子など多くが地域の特別な個人が守り、保存伝承に苦労を重ねて
          います。
           これらに、行政がより積極的に育成、保存、普及活動の支援を行うことにより、
          神奈川区の文化遺産の伝承に繋がることと考え、行政の一考を促すものです。

            以上、活動委員 : 田中 委員 ・・・・・・・・ 松見連合町内会
                       : 東口 委員 ・・・・・・・・ 三枚地区連合自治会
                       : 高橋 委員 ・・・・・・・・ 区明るい選挙推進委員会






      2. 「区民利用施設などの見聞」について
           神奈川区の中央に位置する、区内で最も居住人口の多い地域、ついこの前ま
          まで畑や雑木林などであった場所が次々と住宅街に生まれ変わり、そして、数
          々の小・中・高、また、大学をも有する地域にあって、どのような文化、そして、
          文化施設が点在し区民がそれらとどのように触れ合い、それらの特徴や地域性、
          使い勝手や改善が求められる点なのかなどを拾い上げて、より良い施策に向け
          提言することとしました。

           現在、区内各所には、区民や区民会議(現・区民協議会)の要望が実現されて、
          いくつかの地区センタ−、スポ−ツ施設、公園などができ、区民の文化活動の
          場として利用され、おおいに役立っていることは、結構なことと受け止めています。

          ハ−ド面が整備された今日、これからは、ソフト面を整え各施設のより活発な区
          民の利用と、使い勝手の良い、身近で役立つ施設で、区民がいつも行きたくな
          るような施設面の検討と改善が一層望まれるのではないでしょうか。

          各施設が実質的な運営者と行政の間で馴れ合うことなく、常に、利用者の便宜
          を優先にした運営サ−ビスの拡充を目指して、そのあり方の見直しに柔軟に対
          応し、利用者が行きやすい制度を確立することを望みます。

           また、様々な施設の中には、車社会にも関らず駐車スペ−スが僅かな施設、
          そして、利用説明書にある最寄の駅・バス停から徒歩圏内、というにはいささか
          疑問を感じる施設もあります。

           なお、傾斜地や丘陵地を利用した施設は、利用者が歩いて上るのには厳しい
          状況の施設もあり、これらの施設には、車社会の昨今、車の乗り入れ可能な駐
          車場の拡充を図る時期に来ていることと考察されます。

           更に、各施設の利用料ついて見直しが行われることが云われています。特に、
          区民会議(現・区民協議会)の提唱で実現を見た、区民利用施設の多くが、今
          春より、「特定非営利活動法人 こらぼネットかながわ」が運営するところとなり、
          施設利用料金有料・高額化など運営形態も変わるやにいわれています。

           しかし、活発な施設利用を考えるとき、使い勝手がよく、同時に、利用料金に
          見合った利用し易いことが望ましく、常に利用者の要望に耳を傾ける姿勢と、施
          設スタッフの対応、そして、運用と利用制度の見直し・改善が柔軟に計ることの
          出来ることを望みます。

           また、公園など、野外施設においては、利用者を含め周辺自治会などの理解
          と協力を得ながら、それぞれの施設が、子どもたちの要望に沿ったより質の高
          いあそび空間の実現、そして、高齢者の生涯学習や地域活動、活発な社会参
          加のための健康づくりの場となるよう、なんらかの支援により、環境の整備に向
          け、拡充されることを望みます。

           以上を総合して、次のような提言といたします。

           1. 各地区センタ−を中心とした各種文化・スポ−ツ施設などを一括りにして、
             最寄のタ−ミナルと小型バスを定期的な運行で結びつけて、雨天時の利
             用、不自由な人の利用、子供ずれ家族、老人の利用、子供たちの安全確
             保などの解消と、併せて、駐車場不足を解消し、利便性を高めることがで
             きるものと期待いたします。

           2. 区内には、公・私数々の小・中・高校があり、そして一つの大学があります
             これら教育機関、特に、大学との連携に行政が積極的な関りを進めること
             により、さまざまな、機会を通して、区民との交流も広まり、文化的な活動
             の活性化につながるものと期待いたします。

             以上、活動委員 : 森   委員 ・・・・・・ 六角橋自治連合会
                        : 竹村 委員 ・・・・・・ 区体育指導委員連絡協議会
                        : 佐藤 委員 ・・・・・・ 環境事業推進委員連絡協議会
                        : 坂本 委員 ・・・・・・ 区食生活改善推進委員会
                        : 石川 委員 ・・・・・・ 一般公募
                        : 植松 委員 ・・・・・・ 一般公募







      3. 「検証ー臨海部産業の変容」について

           神奈川区の臨海部は、横浜駅の近くを流れる新田間川以北から新子安地区
          を含む入江川周辺地域で、JR京浜東北線の臨海側、26ケ町を調査対象地域
          としました。

          神奈川区の臨海部は、もとより、漁業、そして自動車や造船といった、今から、
          40年前までこの地域は、所詮、重厚長大産業と町工場のゾ−ン、その「原形」
          を残していましたが、今日までどのように変貌したかを見ることで、その「現形」
          を互いに理解し、これからの課題を考えていきたいと思います。

          そこで、昭和53年(1978年)と平成13年(2001年)の比較を、臨海部の産業全
          般において概観し、第2次産業である造船業、第3次産業、そして、第1次産業
          である漁業の変化と順を追って見ていくこととしました。

          その結果を考えますと、今日、地方分権、協働化推進、NPO化の促進など、
          地域に根ざした「新たな公共」づくりに強い視線がむけられ、「公」から「民」の
          力量に熱い期待を寄せる表れかと考えられます。

          そこで、私達、文化・教育部会としては、区の推進する「まちづくりプラン」、市の
          目指す「東神奈川臨海部周辺地区再整備計画」の遂行にあったては、こうした
          新たな流れを捉え、精力的に民力の活用を図っていくことを、強く求めたいと思
          います。

          殊に、臨海部の操業環境の整備と、市民・区民のアクセス補強、更には、観光
          集客の強化策として、臨海鉄道(貨物線)の客線化の促進と、またさらに大胆
          に、簡易型高架軌道車の新交通網を民力を活用して整備、即ち、横浜駅、或る
          いは、東神奈川駅を基点として、ポ−トサイド地域〜山内開発域〜入江川派川
          緑道整備地区〜新子安、そして、ここから区内環状高架軌道にて、岸根〜羽沢
          ・三枚・菅田〜区内・中央(横浜寄り)を経て、基点に至る新交通網の実現化に
          により、区民はもとより、広範な集客を促進して、神奈川区のより一層の活性化
          推進に向けての実現を強く提言いたします。

           以上、活動委員 : 片山 委員 ・・・・・・・・ 神奈川自治連合会
                      : 神田 委員 ・・・・・・・・ 神奈川区消費生活推進委員
                      : 平澤 委員 ・・・・・・・・ 一般公募

           以上、「丘陵」・「中央」・「臨海」の三地域で、それぞれ活動した概略を、区民
          協議会が「活動のまとめ」として、発行・配布した冊子の内容ですが、文化・教育
          部会が独自に「神奈川区政80周年にむけて」の課題のもとでまとめた詳細な附
          属冊子「活動報告書」(40頁)もございます。


          さいごに
           
           江戸っ子は、親、子、孫、と三代続いて初めて江戸っ子になるが、ハマっ子は
          三日住めばハマっ子になれる、などと云うそうです。それだけ私たちは、新しい
          ものを柔軟に取り入れ、より快適な日々の暮らしを求めて皆で仲良く積極的に
          活動してきたと云えましょう。歴史と緑豊かな丘陵部、様々な施設が点在する
          中央部、そして人口流動が活発な臨海部と、実にバランスよく広がる三地域の
          それぞれの特色を生かし、伸ばし、連携することで、私達区民自身がもっと色々
          学び、より豊かな文化を創造し、その恩恵に与えることができるのではないで
          しょうか。

           折から2007年は、神奈川区政が80周年を迎える年に当たります。これを記念
          して丘陵地域に継承されてきたお囃子やお神楽の披露会、数々の区民利用施
          設で充実している自主活動の大博覧会・文化祭、また、臨海部と丘陵部とを結
          ぶウォ−クラリ-の開催など、豊かな神奈川区の文化の創造と継承、周知が図
          られることを切にのぞみます。

           また、その実現のために、私達区民協議会、文化・教育部会も行動するととも
          に、行政の側にも、より能動的な施策とその施行がなされていくことを希望し、
          提言の締め括りとします。