呼 称 変  遷  状  況 発  行  起  源 備   考
竜文切手 ※ 郵便切手誕生  明治4年(1871)4月20日   印刷版は手彫り版
竜銭切手 ※ 貨幣制度の変更に伴い通貨単位の改正
   により切手料額が改正される
※ 通貨単位 : 文 → 銭に変わる
 明治5年(1872)     同   上
桜 切手 ※ 図案の変更 :
   * 菊花紋章を入れ四隅に桜のはなを配し
     「郵便切手」の文字が入れられる
   * 印刷は2色刷りから1色刷りとなる
   * 通貨単位をロ−マ字でも表示
 明治5年(1872)8月23日  *「菊花紋章」は、
  昭和22年(1942)ま
  で75年間切手図案
  の中に必ず印刷
 *印刷版は手彫り版
鳥 切手 ※ 初めての外国郵便取り扱いに伴い3種類
   の切手発行
   
 明治8年(1875)1月1日   印刷版は手彫り版
小判切手 ※ 手彫り版印刷から凸版印刷による製造
※ 図案の変更 :
   * 中央に小判型の輪郭を設ける
   * 下部に製造を示す銘版が入れられる
 明治9年(1876)5月17日   明治32年(1899)ま
  で23年間使用
菊 切手 ※ 図案の変更 :
   * 政治や社会情勢を反映して「菊花紋章
     」を中央に大きくデザイン
   * 小判切手に見られた欧文国名表示も
     削除
 明治32年(1899)1月1日   大正初期まで使用
高額切手 ※ 外国郵便物料額の高額物が多くなり高額
   切手の発行となる
※ 図案も普通切手として「神功皇后像」が用
   いられる
 明治41年(1908)2月20日   図案に人物像が用
  いられたのも初めて
田沢切手 ※ 図案の変更 :
   * 明治天皇が崩御、年号が大正と改元に
     伴い図案も全面的に変更
   * 初めて一般から図案を懸賞募集、結果
     田沢昌言氏の作品が採用、作者の名
     前を呼称とする
   * 大正3年(1914)印刷より、偽造防止の
     すかし入りとなり「大正すかし」とも呼称
 大正2年(1913)8月31日   田沢昌言氏は印刷
  局の職員
富士鹿切手 ※ 図案の追加 :
   * 外国郵便料金が改定され、基本料金
     が倍額となる
   * これに伴い図案も富士山に鹿を配した
     新しい3種類の切手を発行
   * 印刷色も万国郵便連合条約で定めら
     れた、緑・紅・青色3種類の料額切手と
     なる
   * 3色刷りに定められた色も後に、色を変
     えながら昭和12年(1937)まで発行
 大正11年(1922)1月1日  * 料金 :
    印刷物・・・4銭
    はがき・・・8銭
    書 状・・・20銭
 * 普通切手に風景
   が用いられれの
   も初めて 
震災切手 ※ 大正12年(1923)関東大震災で印刷局、逓
   信省の倉庫など焼失、製造設備、貯蔵切
   手が失われる
※ 補充の応急処置として民間に印刷を委託
※ 「震災すかし」を施す
 大正12年(1923)10月25日   震災切手は大正14
  年(1925)4月30日
  限りで、印刷局復興
  により廃止
風景切手 ※ 図案の変更 :
   * 外国郵便規則の改正で料金が値下げさ
     れる
   * 外国郵便料額切手に、富士山・日光東
     照宮・名古屋城を図案として、3種類の
     切手が発行
 大正15年(1926)7月5日   値下げ料金 :
    8銭 → 6銭に
   20銭 → 10銭に
コイル切手 ※ 切手自動販売機、自動貼付機用として特別
   に作られる
 昭和8年(1933)11月1日   ロ−ル形式で、500
  枚、1,000枚の帯形
  状
昭和切手 ※ 図案の変更 :
   * 「田沢切手」に見る装飾図案から絵画図
     案に改定
   * 人物や風景、産業、歴史的建造物など
     の図案で、5厘から10円までの料額切
     手が発行
※ 戦時色図案切手 :
   * 太平洋戦争勃発で戦時色が濃くなり図
     案も一般から募集された
   * 戦争が続くにつれて材料、質、印刷が悪
     くなる
 昭和12年(1937)5月10日





 昭和17年(1942)〜
       昭和20年(1945)


  昭和15年(1940)ま
  での3年間使用








貯金切手 ※ 郵便切手による貯金制度
   * 明治33年(1900)に始まるが、大正12年
     の関東大震災で一時中断
   * 後に、貯金法の改正により、50銭以下
     の貯金ができなくなり小額貯金を奨励
     する目的で切手による貯金制度が復活
   * 正式名称は「郵便切手貯金台紙付10銭
     郵便切手」と呼称
 昭和16年(1941)7月1日    切手による小額貯
   金制度
新昭和切手 ※ 図案の廃止と変更 :
   * 終戦にともない軍国主義的な図案切手
     25種使用禁止
   * 平和的図案の募集が行われ入選作を中
     心に発行された切手が「新昭和切手」と
     呼称
   * 切手に印刷の「大日本帝国郵便」の文
     字を「日本郵便」に改定、左書きに改め
     られる
 昭和21年(1946)8月1日  * 昭和22年(1947)
   連合軍司令部に
   より使用禁止
 * 昭和23年(1948)
   から「菊花紋章」
   の使用も廃止
産業図案
切手
※ 図案の変更 :
   * 7月の郵便料金改定を機に、戦後の復
     興期にいろいろな産業に携わる人々の
     姿を切手の図案に取り入れる
   * これが「産業図案切手」と呼称
 昭和23年(1948)10月16日   切手の料額表示は
  アラビア数字になる
第1次動植物・国宝図案切手 ※ 図案の変更 :
   * 国の文化普及を目的として国宝重要文
     化財、わが国特産の動植物図案を採用
   * 切手の料額、銭単位表示印刷が後に、
     銭単位表示"00"を除いて円単位表示
     に改められていく
   * 銭単位"00"表示した切手を「第1次動植
     物・国宝図案切手」と呼称
 昭和25年(1950)11月1日  * 普通切手の印刷
   効果をよくするた
   め「すかし」をなく
   する
 * 表示:5円を
    5oo→5 に変更
第2次動植物・国宝図案切手 ※ 図案の変更 :
   * 第1次に続き新しい図案で円単位表示
     の切手発行
   * 印刷も凸版や凹版印刷に変わり、多色
     刷りのグラビア印刷に
   * これらの切手が「第2次動植物・国宝図
     案切手」と呼称
 昭和27年(1952)5月10日   第1次に続く図案の
  変更
第3次動植物・国宝図案切手 ※ 図案の変更 :
   * 昭和36年(1961)4月、10円切手図案変
     更を始として、同年6月に郵便料金改定
   * 新料額図案切手が発行されこれらの切
     手が「第3次動植物・国宝図案切手」と
     呼称
※ ロ−マ字国名表示 :
   * 万国郵便連合の新しい規則により昭和
     41年(1966)1月1日以降の発行切手よ
     り国名をロ−マ字で「NIPPON」と表示
     することになる
※ 発光切手の発行(テスト用) :
   * 昭和41年7月、郵便物自動取りそろえ消
     印機用として「発光切手」が発行される

 昭和36年(1961)





 昭和41年(1966)6月20日




 昭和41年(1966)7月
 
  発光切手 :
   切手印刷面の発
   光材を機械が自
   動的にとらえて消
   印を行うしくみ   
以上の、呼称切手の他に、次の様な特殊郵便切手も発行されている。





   2  特殊切手一覧
項   目   状       況     発 行 起 源 
普通切手
図案統一化
※ 昭和55年(1980)から切手の料額に
   より図案を統一
     1円 ・・・・・・・・ 前島密像
    50円以下 ・・・・ 動植物
    50円以上 ・・・・ 代表的建造物
            または、美術工芸品
※ 以上の統一を目的として、10月1日に
   30円、40円、50円切手が発行
 昭和55年(1980)   
慶弔切手 ※ お祝い、お悔やみの際の郵便物用と
   して3種類の切手を発行
※ 図案 :
   * 慶事用・・・「鶴亀」、「松竹梅」
     弔辞用・・・図案化された「花輪」
 昭和57年(1982)8月23日
電子郵便切手 ※ 郵便物をファクシミリで送信し、受信
   した郵便局が封筒に納めて速達扱
   いで配達する郵便に貼付する切手
※ 昭和56年7月に東京、大阪、名古屋
   各中央郵便局で開始、同59年10月
   1日から全国実施
 昭和59年(1984)10月1日
消費税導入
新額面切手
※ 郵便料金の改定、平成元年(1989)
   4月1日から実施
※ 結果、新料額切手が、同年3月24日
   従来の図案と、新図案のものが順
   次発行
 平成元年(1989)3月24日
ふるさと切手 ※ 地方活性化の下、地域に密着した名
   所・行事・風物を題材にした地方色
   豊かな切手を発行
※ デザイン、題材は各支社で選定、其
   々の地方で販売
 平成元年(1989)4月1日
統一テ−マ切手
「日本の自然」
※ 普通切手全体に「日本の自然」をテ−
   マにした統一デザイン切手が発行
※ 郵便料金改正時、既存切手に加貼用
   として「昆虫」、特殊取扱用として「花
   」とし、基本料額切手は「鳥」とした
 平成4年(1992)11月30日
額面印字切手 ※ 機械で料額を印字するタイプの切手
   が発行
※ 旧来のコイル切手と同じ普通切手サ
   イズ、額面以外は印刷済みで、発売
   時に料額を印字
    * 種類 : 5種類
    * 料額 : 50・80・90・130・270円
    * 料額の頭にアスタリスク付き
    * 偽造防止のため目打ち穴が楕
      円形
 平成9年(1997)4月10日
キャラクタ−入り
シ−ル式
グリ−ティング
切手
※ 小・中学生はじめ若い世代に手紙を
   書く楽しさをもたせるため「グリ−ティ
   ング切手」を発行
※ 切手デザインは、子供に人気の漫画・
   アニメキャラクタ−「どらえもん」とした
 平成9年(1997)5月2日
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参考資料 : 郵便資料館 Postal Museum より

1 呼称で見る郵便切手の変遷一覧
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このペ−ジは、郵便切手の誕生から現在の切手にいたる移り変わりの状況を紹介するペ−ジです。
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